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聖封神儀伝専用 王様の耳はロバの耳

「聖封神儀伝」のネタバレを含む妄想小ネタ雑記。

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ラプンツェル

「ラプンツェル、ラプンツェル。その長い髪を地上(ここ)まで垂らしておくれ」
 嫌と言うことができなかった彼女の気持ちが、わたしにはよくわかる。
 だって、その人が来てくれなければ、わたしはこの狭い部屋の中でずっと一人。鳥と話せるわけでもないわたしにできることと言えば、青空を見つめてため息をつくことだけ。
 長く伸びた髪は、誰かを連れてくることはできても、わたしをここから出すことはできない。
 でも、思うの。
 長く長くのばしたその髪を、一度根元からぶつっと切って、ベッドの脚にでもくくりつければ、自分で下に降りることもできたんじゃないかって。もちろん腕立て伏せしたりして腕の筋肉は鍛えておかなきゃ落っこちてしまうけど、でも、ラプンツェルは自力で逃げることだってできたのよ。なのに逃げなかったのは、彼女が王子様を待つお姫様気質だったから。
「やぁ、包神。元気だった?」
 だけど、わたしの場合は髪を切り落としたとて、窓の下は異次元を挟んでしまっているから無事に外に逃げられるとは限らない。その上、魔女とあてがわれた王子とが同一人物なのよ。そういう時は一体、何に救いを求めればいいの?
 王子様はどの物語を読んだってお姫様を救ってくれるのに、わたしに与えられた運命の王子様は違う。この人は、わたしに<予言書>どおり息子を産ませるためだけにここに通ってきているのよ。
 誰が言いなりになるものですか。
 たとえ生まれてから乳母とこの男しか見たことがなかったとしても、わたしは絶対にあきらめたりなんかしない。だまされたりなんかしない。
 だれが、工藤家のためだけに生きて死ぬものですか。
「おやおや、ご機嫌斜めだね。まだ怒ってるの? この間キスしたこと」
 六つ年上のこの男は、今年ようやく二十になる。外では普通の大学生をしているらしいが、人界始まって以来、この世界の監視を創造神から任せられてきた一族の若き長として、血族に連なる一家はもとより、財界政界にまで顔を利かせ、実質この世界をこの小さな島国からコントロールしている。
 わたしは、その工藤家の親戚筋にあたる草鈴寺家の長女として生まれたが、<予言書>通り、この世界に創造神である統仲王の転生をこの男との間に儲けるため、おぎゃあと泣いてからこの方、地上の明りも揺らぐほどの高みにある塔の最上階に閉じ込められつづけている。
 包神の名の通り、わたしは神を身ごもるためだけにこの世に生まれ、<予言書>によると産んだらさっさと死んでしまうらしい。
 だから学校にも行っていなければ、両親にもあったことがない。この男の口から妹が一人生まれたことは聞いたが、それ以外、家族のことはほとんど何も知らない。
 必要のない知識は与えない。何も考えることのできないようにしておくべきだ。いっそ、脳を手術してしまっては?
 工藤家の者たちは、わたしが生まれたばかりの時、そんなことまで言っていたらしい。
 もはやわたしに人権なんてありはしない。一番初めに生まれた子は生まれなかったことにしてほしいという裏取引の下、草鈴寺家にも見放され、出生届さえ出されていないわたしに戸籍はなく、学校に行く義務も課されることなく、乳母はわたしに食べ物を運ぶだけで文字はおろか物の名前さえも教えてはくれず、完全にわたしは子供を産むためだけの機械として生かされてきた。脳に手を加えられていないのは幸いだったのか、不幸だったのか。
「包神、今日は他のグリム童話も持ってきてやったぞ。それからこれは今、世界中で流行ってる魔法使いハリーの和約本と映画のDVD。DVDは最新作まであるから一緒に見ような。それから……」
 嬉々として袋から分厚い本やらDVDやらを取り出して見せている男の前で、わたしは一つ一つ、ブラウスのボタンをはずしていった。
「おいおい、なにしてるんだ。風邪ひくぞ」
「ばあやがね、ひとつだけわたしに教えてくれたことがあるの」
 わたしがそう言うと、男はあからさまに引いた顔をした。
「わたしがまだ言葉を知らなかったころ、手取り足取り教えてくれたわ。子供の作り方」
 あらわになった上半身に、男の顔は少しばかり赤くなる。
「言葉を知らなかったころって、まだ三歳かそこらだろ。そんなうちから覚えてるわけ……」
「体で覚えさせられたからよく知ってる。こうやってあなたの膝の上に座って、体を密着させて……」
「やめろ!」
 男は顔をそむけ、わたしの両肩をつかんで遠くへと押しやった。
「キス、したじゃない」
 わたしは男を詰るように見つめて言った。
「あなただって本当は思ってるんでしょ? わたしのこと、ただの統仲王降臨のための子供を産む機械だって。別に子供さえ生めば何歳で死んだって構わないから、だからあんなことしたんでしょ? キスって、子作りの一番初めにする口を塞ぐ行為じゃない! 何がキスしていい? よ。ほんとはこんな子供に付き合うのだってさっさと終わりにしたくて仕方ないんでしょ? いいわよ。やりなさいよ。それがあなたの工藤家の当主としての務めでしょ? さっさと終わらせて本当に好きな女のところに行きなさいよ!」
 男は穴があくほどわたしを見つめると、やがてぷっと吹き出した。
「ああ、なんだ、嫉妬か。誰? 玲子? 樹希? それとも弥生? おれが忘れてった携帯、中見たんだろ?」
 屈託なく笑うこの男の顔が、この時ほど小憎らしいものに思えたことは、記憶にある限り一度もない。
「わ、わざとらしくわかりやすいテーブルの上なんかに置いて行くからだ! ……珍しかったし、ちょっと開いてみたら次から次へと女の名前ばっかり……」
「大学や仕事関係で知り合った人たちだよ。この仕事してると、人脈が命だからね。で、おれの携帯は?」
 男はにこにこしたまま、おずおずとわたしがさしだした携帯を開いた。ふっと、上機嫌だった表情に影がさす。
「おれ、包神に電話のかけ方も教えてなかったっけ」
 画面に視線を落したまま親指を動かす男は、口元に苦笑を浮かべていた。
 どういう意味か、問うまでもなかった。
 先週、わたしたちは夫婦とその子供が喧嘩したり、仲良くなっていく映画を見た。見終わった後、わたしはすごく泣いてしまって、ついうっかり、「家族っていいね。お父さんとお母さんって、いいね」と言ってしまったのだ。それまで思いをはせることもなかった自分の家族のことも、少し脳裏をよぎったりしたのだ。
 男の手元を覗き込むと、発信履歴を見ているようだった。
「かけてないよ。着信履歴とかは見ちゃったけど、その人たちに電話とかはしてないから。安心して」
 気丈にそう言ってみせると、男は悲しげな表情で携帯をベッドの上に放り投げ、わたしに自分の上着を着せかけた。
「チャンスだったのに。馬鹿だな」
 チャンス――わたしが両親と電話で話す、チャンス。確かに、発信履歴と着信履歴の中には「草鈴寺」という名前も含まれていたのだ。それも、わかりやすくどちらも一番先頭に。
 この部屋はいつも誰かに監視されているから、もしわたしが家族に電話をかけたことがばれたら、たまたま自分が忘れた携帯を私が見つけて、たまたまちょっといじっていたら実の家族のもとにかけてしまったらしい、ということにでもしようと思っていたのだろう。
「馬鹿は……どっちよ。わたしは生れてもいないことになっているんでしょ? 幽霊から電話がかかってきたって、怖がられるだけよ」
「でもおれは、本当は包神にもちゃんと家族とか父親とか母親がどういうものなのか分かっておいてほしいんだ。できることならここから出して、学校にも行かせて、法的に結婚できる年まで待って、もし望むなら大学でたあとだっていい。そこでほかに心から愛する男ができたなら、おれは神の命令に背いてでも、包神の幸せを守ってやりたいんだ。なのに、俺には包神をこの結界から出す力がない。おれは工藤家の当主なのに、何一つ魔法が使えないんだ」
 心を吐き出すだけ吐きだして、男は「ごめん」とうなだれたままつぶやいた。
 知ってる。
 この男もわたしと同じだ。
 この男も、統仲王をこの世に転生させるためだけにここに存在させられている。
 子供さえ作れればいいのだ。だから、わたしをこの塔から出す力もない。むしろ情が移れば本来の責務を投げ出しかねないから、歴代頭首たちが誇ってきた神に最も近い魔力を受け継がされなかったのかもしれない。
 この男も運命に翻弄されているのだ。
「和斗はわたしに言葉を教えてくれた。文字を教えてくれた。人の心を教えてくれた。和人がわたしを人間にしてくれた。戸籍はなくても、わたしはここに生きているの。あなただけがそれを知っている。あなたがわたしを忘れないと誓ってくれるなら、わたしはそれ以上、和斗に望むことは何もない」
 統仲王の誕生予定日まで、もう一年を切っている。工藤家の当主として和斗が焦らないわけがない。
 それなのに、なかなかわたしに手を出してこないのは――。
「わたしのこと、まだ子供だと思ってる? 妹はやっぱり抱けないと思ってる? 一度だけで済むんでしょ? それくらい、我慢して頭首としてのお務め、そろそろ果たしてもいいんじゃない?」
 わたしは、工藤家の思う通りには生きない。<予言書>通りには、生きない。
 でも、結果が同じでも、その運命を選んだ理由が自分の中で明確なら、わたしは何も後悔することはない。
 和斗が来てくれる日が楽しみになって、待ち遠しくなって、一緒にいる間はつまらないことでも一緒に笑いあえて、心がくすぐったくなったりほっとしたり、かっとしたり、悲しくなったり……私はたくさんの感情に翻弄されるようになった。それもこれも、この男が無理やりではなく、少なくともわたしに望ませて子供をはらませてやりたいと心を砕いてきた結果だ。ものの見事に、わたしは和斗の術中にはまってしまった。
 それでも、後悔しないと決めたのは、この間わたしにキスした後の和斗の表情の意味をよくよく考えてのことだ。他に好きな女性がいるのなら、わたしだって応援してあげたい。わたしは言うなれば日陰の存在だけど、工藤家の当主たるもの、いずれは隣に妻を連れなければならなくなるだろう。どうせなら、和斗が愛した女性と一緒になってくれるのが一番だ。それくらいの自由はあってもいいはずだ。
 もういい加減、この関係に、ひいては包神としての人生に、わたしはピリオドを打ちたくなったのだ。
「包神。おれが初めて包神にあったとき、何歳だったか覚えてる? おれはまだ九歳だった。家で頭首としての教育施されながらもさ、ほんとは初恋も知らないどんくさいガキで、女の子にもさっぱり免疫なかったんだ。そこに来て、三歳の包神とここで引き合わされて……三歳なんて幼児もいいところなのにさ、包神はきれいだったよ。人形のように目がぱっちりしてて、髪が梳きとかされていて、おれはこの世で一番美しいものに出会えたと思ったんだ。まあ、言葉は知らない、理性はない、凶暴だしすぐ泣くし、幻か夢だったのかと思うくらいあのころのお前は野生のサル並みだったけど」
 野生のサル並み。それは仕方ない。わたしは、この男と出会うまで、問答無用ですべての文明から遠ざけられて生かされてきたのだから。三歳の時、九歳の若すぎる工藤家の当主がわたしへの教育の必要性を訴え出てくれなければ、わたしは今頃サル山のサルよりも、もしかしたら単細胞生物よりもひどいありさまだったかもしれない。
「この際だから言うけど、おれが包神に構うのは工藤家の当主だからって理由だけじゃない。責務全うするだけだったら、こんなめんどくさいことせずに包神の言う通り、さっさとやることやって同じくらいの年の女のケツ追いかけてる。キスだって何年待ったと思ってるんだ。ようやく包神の心がほどけてきたかと思ったからキスだけしたのに、現実的な行為に置き換えられちゃたまらないよ」
 声は怒ったふりを装っているけど、肩はそうでもない。
 わたしはそっと彼の背中に両腕を回した。
「和斗、大好き」
 胸に頬を押し当てて、わたしはようやく本やDVDで学んだ魔法の言葉を彼にかけた。
「おれも……大好きだよ、包神」
 わずかな沈黙の間、彼がわたしに合わせて「愛してる」を「大好き」に置き換えていたのだと気づくのは、もっとずっと後のこと。でも、そう遠くはない未来。
「でさ、おれ、早くこの魔法使いハリーの最新作見たいんだけど、最新作からかけていい?」
 抱きしめられたかと思った直後、わたしは彼の膝の上から撤去され、横のソファにちょんと座らされていた。
「いやぁ、この部屋って騒音気にせずに大音量で映画観れるじゃん? 大きくて画質のいいスクリーン運び込んであるし、やっぱ映画観るならここだよなぁ」
 いそいそと七巻からセットし始めた和斗を見て、わたしは思う。
 神様。わたしをここから連れ出してくれる運命の王子様はどこですか?
 と。
「ちょっと! ふざけないでよね。一巻から順に見るにきまってるでしょ!」
 わたしたちが一時とはいえ、本当の夫婦になる日は、そう遠くはないはずなんだけど。

『ラプンツェル、ラプンツェル、その長い髪を地上まで垂らしておくれ』
 あの物語に出会ってから、思うことが二つある。
 一つ目は、一体、わたしの両親にとってのラプンツェルは何だったのかということ。
 もう一つは、たぶん、わたしは妊娠しても一生、この塔から出ることはないのだろうということ。
 そうね。王子が高い塔から落ちて失明して、七年間も離れ離れになってしまうくらいなら、わたしは一生この塔にいて、王子の来訪を待ち続ける方がいい。
 <予言書>には、そんな未来はどこにも記されてはいないけれど、願うことはわたしにも自由なのだから。
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桔梗と葵の馴れ初め(ねためも)

桔梗は小学校2年の時に京都から東京に転校してきているが、このとき同じクラスでクラスのボスだったのが葵。
男子と野球やサッカーやら一緒になってはしゃいでいる葵は当時から世話好きで、お淑やか系転校生にも親身になって生活に早くなれるように協力してあげていた。
が、桔梗はどんなに親しく話しかけても自分を見て話してくれているような気がしない。
他のクラスメイトよりも親しい表情で返してくれるが、自分の背後にでも立ってる人物に話しかけているような気がしていたのだ。
「誰に話しかけてんだよ!?」
と切れた葵に、桔梗はしらばっくれて逃げようとするが、葵はタックルをかけ、しばし乱闘モードに。
「ふざけんなよ? おれは科野葵だ。他の誰でもない。お前が藤坂桔梗以外の誰でもないように、おれは科野葵ただ一人なんだよ。おれ以外に用事があんなら、もうおれには話しかけるな。直接そいつと話せ。話し方なんか知らないけどな」
つかみ合いの殴り合いを繰り返した末、身体中に青あざをつくった桔梗はぱちりと目を覚ます。
「私は、藤坂桔梗以外の誰でもない・・・? 私は、藤坂桔梗・・・くすくす、あっはははははは」
「なんだよ」
「いいえ。そのとおりだと思って。そうよ。私は藤坂桔梗だもの。他の誰でもない、藤坂桔梗。ねぇ、科野さん。名前って、便利ね」
葵は実際桔梗のその言葉にかなりむっと来たが、はじめて桔梗が自分を見て話しかけてくれた気がしたので、気にしないことにした。

小学生女子でも殴り合って友情を芽生えさせたという・・・。
ちなみに岩城の初等部出身者の間では、あの藤坂桔梗が科野葵と殴り合いのけんかをしたことがあるということは勿論タブー。
葵だけはたまに思い出話として笑い飛ばしながら話すことがあるが、周囲は睨みを利かせる桔梗に青くなっていて、何の反応も返せないでいる。

多分、樒はこの話はまだ知らない。

夏城・・・

光視点で書いていると、わざとらしく「お姉ちゃん」「お兄ちゃん」とつけるもので、だんだん書いているうちに混乱してきて、

夏城お姉ちゃんが・・・

と書いていた。

夏城お姉ちゃん・・・クールな美人だろうけど無愛想そうだ。でも桔梗とは仲よさそうだ。二人並ぶと絵になりそう。
樹は女装ありだけど、徹の女装だけは見たくない。宏希は普通だろう。
って、女装ネタに妄想が・・・orz
夏城の女装はきれいだと思う。樒がコンプレックス持ちそうなほどに。

エルメノと樒

「君は狡い人間だね。自分に都合の悪い記憶は全て封じて自分の過去から逃げている。――ぼくと、同じだ」
「同じ?」
「ぼくは人をだますのが好き。だって、ぼくが仕掛けた罠で、十人が十人、みんな驚いてくれる。そして、賞賛を、時に怒りを、彼らは間違いなく首謀者のぼくに向けてくれる。してやったりって、思うだろう?」
「わたしはそんなこと思わない。罠を腫れるほど頭もよくないし、そんなことして注目を集めたって、何も嬉しくない」
「彼らをだますのは、ただのぼくの快楽、趣味だ。だって、彼らはあまりにたやすくだまされ、そしてすぐに見破ってしまう。それが真実ではないと。ねぇ、気づきなよ。君もだましているだろう? ぼくと同じ人を」
「だましている? わたしが?」
「自分を。君も、自分を欺いている。そして、それに気づかないふりをしようとしている。……気づいているのにだまされた不利をし続けるというのは、なかなかに骨の折れることだよね。でも、自分だけはだまされ続けていてもらわなきゃ困る。ぼくたちがそれぞれ抱える真実は、ぼくたちにとってそれぞれ都合が悪すぎる。例えば、今の自分という存在が揺らぎかねないほどに」

2006年6月から2007年6月まで使用していた拍手お礼

上記の期間、増やそう増やそうと思っていたのに結局一つも増えずに終ってしまいました。
すみません。

ずっと気になっていたので、少しずつこねたでせめようかと思います。
対象者は前世の方々。
テーマタイトルが上手く出てこなかったので、なしくずしてきに兄弟それぞれへの思いをつづる、ということで。
聖や風によって開票されるので、まぁ、大それたことは誰も書かないと思います。
その辺がすごく残念ですが、公表できるぎりぎりの本音が見れればな、と。

現時点でまだ導入部作ってみただけです。
聖封伝の拍手利用者は少ないので(笑)、多少のんびり増やしていっても大丈夫さ。

というわけで、つづきからは今まで使っていた拍手御礼を載せておきます。
ワールドカップとか時期ねただったから、潮時はとうに過ぎていますね(笑)


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ユジラスカの館で「聖封神儀伝」を連載しています。
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