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聖封神儀伝専用 王様の耳はロバの耳

「聖封神儀伝」のネタバレを含む妄想小ネタ雑記。

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光と羽衣

光(32)
羽衣(17)

くらいのイメージが…

光はしばらく結婚できなそうだけど、桔梗のところには遊びにいってて、小さい頃から子衣羽衣姉妹の面倒見てそうで、年頃の次女羽衣に積極的に迫られて最終的には落ちる、と。

そんな未来が見えました。


初恋の人が義母とか(笑)

子衣じゃなさそうなんだよね。
子衣はカルーラな気がする。
カルーラは多分もう二度と光に恋愛感情を持つことはないと思う。
むしろ熱を上げる羽衣を横目に、にやにやと光の心理の揺れを楽しんでると思う。
子衣は長女だけどどちらかというと大人しく賢くて桔梗に似た性格かな。
羽衣は結構積極的で感情も素直に表すタイプ。

小さい頃から「光兄、大きくなったら羽衣をお嫁さんにしてくれる?」(羽衣5歳)
とか言って初恋のはの字も知らない時から光に纏わりついてる。
で、光がげんなりとしながらキッチンでおやつを用意している桔梗を振り返って言うんだ。
「ねぇ、この状況どっかで見たことない?」
って。
すると桔梗はにこにこ笑いながら、
「そうねぇ。思い出すわねぇ、小さい頃の聖と龍を」
なんて言って余計に光をげんなりさせるんだけど、しっかり釘もさすんだ。
口元には笑みを浮かべているものの、ちっとも笑わない目で。

(羽衣8歳)「光くん、羽衣がかわいいのは私の娘ですもの、とてもよくわかるわ。でも、まさか羽衣の言うこと鵜呑みになんかしてないわよね?」
光「う、うん。(何をそんなに警戒してるんだ)まさか本気にするわけないじゃん。ロリコンじゃあるまいし」(実際、留学先の大学で出会った3歳年上のアメリカ人の彼女がいる)

(羽衣10歳)「光くん、源氏計画って知ってる? 間違っても、そういう目でうちの子を見ないでね?」
光「そんなわけないだろう? 羽衣はまだ10歳だぞ。僕なんか25だぞ? 羽衣なんてまだまだ子供だよ。源氏計画? これが源氏計画になり得ているって? 冗談だろう? 僕が一方的に羽衣に翻弄されてるんじゃないか」(この頃、アメリカ人の彼女とは別れた)

(羽衣12歳)「光くん、わかってると思うけど、羽衣に本気になっちゃだめよ? 大人なんだからしっかりはぐらかしてね?」
光「は、はぐらかすっていうかきっぱり断ってるって。お昼寝も一緒にしようって言われても断ってるし、べたべた抱きついてくるのもプレゼントであげた大きなクマのぬいぐるみだけにしとけって言ってるし、彼氏になってって言われてもきっぱりはっきり断ってるって」
桔梗「大人になったらね、なんて期待もたせるような断り方はだめよ。光くんももう28でしょう? いい年なんだから誰かいいお相手いないの?」
光「う゛……」
桔梗「いつまでも高校生と中学生の娘のいる人妻追いかけてたってしょうがないのよ? だからってうちの子に走られても困るけど。そうそう、来年の春にもう一人生まれることになったの。久しぶりのお産で緊張しちゃうけど、今度は男の子だといいなって思ってるのよ」
光「自重、します……」(転職して日本に帰ってきたため、桔梗のところに足しげく通うようになっていた)

(光、桔梗宅に遊びに行くことがめったになくなる。が、その分光は一人時間が増えたため、羽衣からの電話、メール攻撃に待ち伏せ攻撃、勉強会と称しての休日強制デートなどの回数が増える)

(羽衣15歳)「光くん、まさか羽衣に手なんか出していないでしょうね?」
光「ま、まさか……(キスならされたけど、手は出してない、手は)」

(羽衣17歳)「光くん、私いくら何でも四つ下の義理の息子なんていらないわよ?」
光「ごめんなさい。羽衣さんを僕のお嫁さんにください。誰よりも大切にします」
 羽衣、隣に座ってしてやったりと満足げに笑う。


羽衣、ちょっと怖いよー(笑)
羽衣の中身がアイカだったらいいなとちょっと思ってます。
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原罪

「罪という言葉はいいわね。これほど私たちにふさわしい言葉もない」
「違う! 罪は僕だけのものだ。君に触れたいがために、僕は数多の罪を犯した。償うのは僕一人でいい」
「何を言ってるの。もうとうに二人で償ってきたじゃない。有極神に始まり、有極神に終り。運命が邪魔をして貴方は結局、あれだけの罪を犯しておきながらまだ私に触れられていない」
「それも含めて僕は償っていかなきゃ…」
「そんなに償いたいなら、今ここで私に触れなさい? 新たに罪を犯して――もう十分償ったじゃない! これだけ遠回りしても私たちは望みを叶えられなかった。ううん、叶えないようにしてたのよ。貴方が成神した夜、海に私たちを見られたあの夜、私は思い出していたのよ。貴方が綺瑪に触れたいがために犯した罪を。私は貴方に触れられたいがために、貴方の行いに目をつぶってきたことを。だから! だから、私は、私は…貴方を拒み続けるしかなかった」
「触れて、いい? それとも、もうあの時の気持ちは残っていない?」
 手を伸ばした。
 もうあの時ほどの高揚は感じない。僕も君も、あの時には想像もしないほどたくさんの人たちに出会ったね。僕は君以外の人を愛しもしたし、君も一度僕に背を向けると二度と振り向くことなく僕の嫉妬をかき立てるようなことばかりしてくれた。
 あれだけの罪を犯したのに、僕らはまだ一番はじめの望みを叶えていない。
 神を裏切った罪。
 神にあらずして世界を創造した罪。
 神に世界を破壊させた罪。
 ――触れ合えないものを、いとおしいと思ってしまった罪。
「貴方がまだ償い足りないというのなら、私も最後まで付き合うわ」
 彼女はのばしかけた僕の手をとり、掌にそっと唇を押し当てた。
「今度は永遠に最後など来ないかもしれないよ」
「貴方は神。私は未完成の人間。永遠には一緒にいられない」
「そう…だね」
「だから、時がめぐればまた貴方に会いに行くことができる。貴方はときどき休暇でもとって私に…私たちに会いに来ればいい。ゆっくりと貴方の時間で過ごせばいいのよ。そしてそれでも気が狂いそうになったら、その時は全てが壊れる前に新たな神如を立てればいい。必ず私もそばにいるから」
 そんな不確定な約束を彼女が口にするとは思わなかった。それでも僕は嬉しくて、ようやく彼女を抱き寄せた。
「こうやって抱きしめてみたかった。ずっとずっと、君が生まれたその時から、僕は君に触れたくて仕方なかった」



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和泉有穂
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自己紹介:
ユジラスカの館で「聖封神儀伝」を連載しています。
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