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聖封神儀伝専用 王様の耳はロバの耳

「聖封神儀伝」のネタバレを含む妄想小ネタ雑記。

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宿蓮やりたくない by幹也

幹也「俺、宿蓮嫌なんだけど」
一同「えっ」
幹也「あんなに葵に嫌われてるなんて思わなかった。俺、宿蓮返上する。アリス、あと頼んだ」
アリス「ワタシでよかったら喜んで宿蓮やりますよー!」
幹也「(うさん臭そうな目)」
アリス「任せたからには泥船に乗った気分でいてくださーい!」
幹也「大船な。」
アリス「オー! ワタシ日本語ムズカシイよー。でも宿蓮は簡単ネ。眉間に皺よせて、腰に両手をあてて仁王立ちしていればいいアル」
幹也「いつから出身国変えたんだよ。キャラ崩壊するぞ」
アリス「幹也ーは、何にも知らない優しいお兄ちゃんのままでいるアル。アリス、そのために頑張るアル。大丈夫。オウシャと宿蓮、深い仲。知らないこと、何もないネ」
幹也「アルアル、アルアル、うるさいネ。すぐに漫画に影響されやがって。深い仲とか勘違いされたらどうするんだ」
アリス「似たようなものだったアル。オウシャ……宿蓮……ゲロゲログボォッ」
幹也「……だから漫画に影響されすぎだって。学んでる日本文化って漫画かよ」
アリス「漫画は日本の宝アル。大人も子供もみんな大好き。嫌いなんて言うのは宿蓮くらいネ」
幹也「いや、俺も好きだけど」
アリス「仕方ないアル。宿蓮は幹也に返すアル。ワタシじゃ宿蓮、務まらないネ」
幹也「(返ってきたぁぁぁぁぁぁぁぁっ)がっくり」
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幹也の正体をばらしたアリス(2-3-1)

幹也「アリス……いや、オウシャ」
アリス「ん? なんだ? 怒ってるのか? ばらして」
幹也「ものには順番というものがあるだろう」
アリス「順番? 鬼の宿蓮とも呼ばれた者が、何情を湧かして甘い兄貴面をしているのやら。らしくないぞ。それとも、お主が嫌だったか? もっと家族ごっこを続けたかったか? 幹也」
幹也「……葵は大切な妹だ。できれば無用な傷なんか負わせたくない」
アリス「傷ねぇ。思い合ってるなら、傷も絆になるのではないかな?」
幹也「きれいごとだ!」
アリス「そうかな。昔のお前ならきっとあっさりそう言ったぞ。ま、違うのはこの期に及んでまだ何も触れていないところによく表れているな」


維斗&詩音(ショート・ショート)


維斗「詩音の作ったチョコチップクッキーは美味しいですね~」
詩音「あったりまえよ。腕によりをかけて作っているもの」
維斗「いやぁ、僕のためにすみません」
詩音「誰があんたのためよ。リュウ、おいで~」
 (柴犬が駆け寄ってくる)
維斗「どうして犬にリュウなんてつけたんですか……?」
詩音「正しくはリシリューよ」(クッキーを砕いて皿にのせながら)
維斗「それならリシでいいじゃないですか。(なんでフランスの宰相の名前つけてるんですか)」
詩音「いやよ、利子みたいで。がめつく思われるじゃない」
維斗「がめつ……なんでもいいですけど、夏城君の前では呼ばない方がいいですよ」
詩音「はっ、そ、そうね。気をつけることにするわ」

名付け

桔梗「葵ちゃん、おめでとう!」
葵「えっ、なにが? 誕生日じゃないよね?」
桔梗「違うわよ、名前よ。な・ま・え」
葵「名前?」
桔梗「今年の女の子の名付けで一番多かった名前が『葵』なんですって!」
葵「こ、今年もか…なんか照れるな」
桔梗「発音も明るいし元気な女の子に育ちそうだものね。葵ちゃん見ててもまっすぐで、とてもよい名前だと思うわ」
葵「そんなに誉めるなよ。誉めたってなにもでないぞ」
桔梗「そうそう、男子の名前の10位は『いつき』だそうよ。おめでとう、織笠くん」
樹「わぁ、ほんとなんか照れるね。時代が僕らに追い付いてきたって感じ?」
星「違うだろ、単に世代が……」
樒「わたしの名前の漢字、常用外……昔から……追加されないんだよね……」
桔梗「樒ちゃんの漢字はちょっと特殊だものね。落ち込まないで」
星「俺だって『しょう』なんてなかなか読めないし」
樹「そうだよ、僕だって読み方のランクインだし。読み方だけなら『みつき』も最近『美月』とかの変換で増えてるじゃない」
樒「あれはみづきって読むことが多いらしいよ」
宏希「おれの漢字はいそうでなかなか見ないんだよな」
徹「俺様なんてありきたりすぎて悩んだことないぜ」
維斗「三井くんらしいですね。僕は自分の名前好きですよ。北斗七星の異名ですから」
詩音「名前はかっこいいけど中身はねぇ…北極星、つまり天の中心を見つける導となる者、でしょ? 大変ねぇ」
維斗「名に見あった器となるよう精進するのみですよ。それにしても音痴な人に詩音とは都子さんも将来を見誤りましたね」
詩音「やかましい!誰が音痴よ!」
維斗「名に重すぎる宿命ですね」(と言いながら逃げ出す)
詩音「待ちなさい、こらっ」
維斗「待てと言われて誰が待つもんですか~」
(維斗詩音退場)
徹「騒がしい奴らだな…」
光「いいんじゃないの。あそこは二人でひとつの個性発揮してるんだから。夫婦漫才できなくなったら単品じゃ目立たなすぎている意味ないよ」
宏希「そこまで言わなくても。だけどあれだな、おれたちの名前って、普通にいそうな名前ってことでつけられたんだろ?」
樹「ワープロで漢字変換してたら一文字ばかりになったから、河山の宏希とか藤坂さんの桔梗とか、あとから出てきた工藤や草鈴寺さんの名前は意図的に一文字以上にしてるって聞いたよ」
桔梗「そうそう、そんな話もあったわね。夏城くんのも星か翔かで迷って、ありきたりはイヤ、でも星なんて名前につける人もあまりいないだろうしって迷った末に『星』になったのよね」
星「ネット公開するに当たっても翔にしようとしたり美月にしようとした形跡もあったな」
樒「ファンタジーゆえのリアルの追求とかいってたけど、結局馴染みすぎて変えられなかったんだよね。漢字変えたたけでもイメージがかわってしまうからって」
桔梗「そのお陰で今も変わらない私たちがいるわけだけど」
葵「なんにせよめでたいからパフェでも食いにいこうぜ」
桔梗「みんなー、葵ちゃんがおごってくれるって~」
葵「あたしはとびきりうまい店を紹介するから、財布は織笠な」
樹「えっ、僕っ? ないよ、そんなお金、僕には……」
(一同、すでにパーラーへ向かいはじめている)
樹「……人の話は最後まで聞こうよ、ね。僕、別に行かなくてもいいかな……」
維斗「何言ってるんです! 織笠くんも行きますよ!」
樹「え、僕行くなんて一言も……」
詩音「大丈夫、こういうときのためにお金持ち設定の維斗がいるんだから、遠慮なく甘えてあげて」
樹「(ぽんっ)そっか、じゃあお言葉に甘えて(にやり)」
(樹、維斗に引きずられて共々退場。その後ろを詩音が追いかける)

季李沙さんインタビュー

現オネエ系水海王の季李沙(キリシャ)さんに、どうしてオネエになったのか聞いてみました。
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和泉有穂
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自己紹介:
ユジラスカの館で「聖封神儀伝」を連載しています。
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