すっかり忘れていた。
この2か月、なぜ「五稜郭のゆり」を書いていたのか。
文化祭で宏希と葵が演じる演目のネタを少し深めようと思ったら、いつの間にかドはまりしていたんですよね。
しかも、はじめは結は葵、笙一郎を宏希で、左右田君よろしくあて書きしていたのに、半ばくらいから完全に結と笙一郎に乗っ取られ、ラスト変わってしまいましたからね。
左右田バージョンは、五稜郭で散るパターンです。
散った後、転生して今、みたいな。
なんで変わっちゃったのかって、お兄様ですよ。
出奔しちゃったお兄様が、敵軍で箱館に来ていたなんて、作者も聞いてない。
関東で死んでると思ってたもの。
直助の妹愛により、書斎バージョンの方はハッピーエンドとなっています。
だから、直助にあて書きしている人はいないし、あいつほんとに勝手に出てきたんだよなー。
左右田バージョンでは直助やれる大根役者はいないと思うので、登場しないと思います。
直助さえ出なければ悲劇バージョンになるはず。
その証拠に、神社まで背負って逃げるところが、矢不来で囲まれて別の隊士に結を預けて一度別れたことになってます。
先(ちょうど1年くらい前)に書いていた終幕に、「生き別れて五稜郭の最終決戦の前に再会云々」とあったので、あ、これ矢不来で生き別れたことにしよう、と。
よかった、「五稜郭のゆり」書いたの、ちゃんと聖封伝にも生かせた!!
というわけで、1-1の文化祭ネタの記述を少々変更しております。
20200608058時の新選組しか知らなかった時とは別だぜ。
書き直し後は隊も新選組とは別です。隊名は出さないけど。
――にしても、どうして私は高校の時に「五稜郭のゆり」などという箱館での新選組話を思いついていたのか。歴史の授業でそこまで習ったっけ? 「風光る」も知らなかったし、司馬遼太郎の小説も読んでいなかったというのに。何見て影響されたんだろう……。
しかも、ゆりとか言っておきながらイメージは桜吹雪の舞い散る中で二人向かい合い、宏希がなんだか口走るシーンなんだけど。今ならわかる、五稜郭の戦いのときはすでに葉桜だ。
さて、喜びもつかの間、「五稜郭のゆり」で盛大に逃避をしたけど、5-3の続き、ついに逃げられなくなったぞ。
動け、主人公樒!!
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