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聖封神儀伝専用 王様の耳はロバの耳

「聖封神儀伝」のネタバレを含む妄想小ネタ雑記。

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スハイルの本音

お前はなにもできない王じゃない。なにもしない王だっただけだ!
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シャルゼスがサヨリを呼び捨てにしている理由

シャルゼスが当たり前のようにサヨリを呼び捨てにしている。
いったいなぜなのか・・・・・・
探ってみたところ、以下の事実が判明しました。

これは鉱もサヨリも知らない話。

どっちもイヤ

葵篇の幕間にて毒で痺れてしまった龍。
仕方がないので、統仲王か育のどちらかに背負っていってもらおうと思ったのですが・・・

和「龍ちゃん、龍ちゃん、お父さんとお兄ちゃんと、どっちの背の上がいい?」
龍「どちらも嫌だ」
和「遠慮しなくていいんだよ。まだ綺瑪のことも関係ないし、聖も生まれてないし。小さい時のことじゃん」
龍「小さくともこの身体があの二人に預けられるかと思うと、虫唾が走る」
和「何言ってんのー。小さい頃は仲良し家族だったくせにー」
龍「私は誰の世話にもなりたくないんだ」
和「そんな子どもいないよー。大体、小さい時は泣き虫の甘えっこのお母さんべったりだったじゃないの。何をいまさら」
龍「それなら愛優妃の……」
和「ああ、統仲王の背の上がいいとね」
龍「やめろ。あの男だけは絶対に嫌だ」
和「あれでも龍が小さい時はかわいがっていたんだよー?」
龍「断る! ……兄上でいい(小声)」
和「ん? 聞こえない」
龍「兄上にしてくれ! あの男とだけは、いくら幼いからとはいえ、何も知らないとはいえ、何されるか分かったものではない! 絶対に絡みたくないっ」(スタスタスタスタ)

和「あーあ、行っちゃったよ。お父さん、随分嫌われましたね」
統「相っ変わらず愛い奴よのぅ。いいから私にしておいてくれ。どうせだから頬ずりもサービスしてやる。無精ひげを残しておかなくてはな。はっはっはっはっ」

あまりに統仲王がご機嫌なので、育さんに頼むことにしました。

統「ちっ」
龍「ほっ」
育(苦笑)

旅人カルーラ

それが麗ちゃんのためになるというのなら、僕は喜んでなんだってするよ。
どこにだって行くよ。



カルーラとサザは、主人のもとから離れて放蕩しているかわりに、各地の情報収集をしてくる役目を持っていた。

愛優妃の腹の中で

ずっと君の夢をみていた。
女神の腹にいる中で、ずっと君の面影ばかり追いかけていた。

記憶に刷り込むように。
魂に捩じ込むように。

記憶を消されても、必ず思い出せるように、刻み付けておこうと思った。

君と過ごしたのはたった二月足らず。
でも、一人で暮らしてきた俺には、君の笑顔はまばゆいばかりに輝いていて、何度目をすがめたことかわからない。

それこそ君は南の太陽よりも白く輝いていて、湖に咲く紅い睡蓮よりも情熱的だった。

どうして追いかけられずにいられよう。
どうして永遠に共にありたいと願わずにいられよう。

どうして、求めずにいられよう。



道を示されたとき、峻巡したのはたしかだった。
君はすぐに帰ってくると書き残してくれたのに、俺がいなければどんな顔をするだろう。

暮らしの跡を残して隠れてしまっては、どれだけ心配するだろう。

しかし、それ以上に、俺の亡骸を見た君は、どれだけ絶望するだろう。


自惚れていたかった。

君が戻るというのなら、それ以上のものを俺は返したいと思った。


俺は、君を待つことではなく、待たせることを選んだ。

女神の言う通り、待っていてくれることに賭けようと思ったんだ。

名前も変わる。
身体も変わる。
記憶すら一時的に失う。
まして、はなから血の繋がった仲になる。


これは賭けだ。
君が血のしがらみを乗り越えて、俺との永遠の時間を選んでくれるかどうかの、これは賭けなんだ。


痛い。
身体が押し潰される。
魂を抜かれる前に心臓を掴まれたときよりも、なお痛い。

忘れてしまいそうだ。
何もかも、痛みごと。
忘れてしまいそうだ。
君のことさえ。


自己を脱がせられる恐怖の痛みに貫かれながら、それでも行くよ。
君の元に。
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和泉有穂
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自己紹介:
ユジラスカの館で「聖封神儀伝」を連載しています。
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