第三章が終わって、徹編もいよいよ折り返しなんですが、あの……まだ序章部分終わってないんですけど。
いや、せめてね、徹がサヨリの墓で秋霖発見するところまで書きたかったっていうか、星と樒の龍聖ラブラブ話みたいな話まで書いておきたかったっていうか、ていうか、聖我流に夜這いをかけた時の龍の反応まで入れておきたかったっていうか。
なんだよ、第三章消化不良じゃないか。
消化不良どころか、章題の「親と子」も何がなんだかさっぱり全然出てきてないじゃないか。
せめて佳杜菜と藺柳鐶の会話とかまで入れたかったのに……
くぅっ。
いったいどうしてこうなった。
ああ、そうか、予定では真ん中迷走してたからそこをはしおって一気に決着をつける方向でいけばいいんだな。
この調子では三章で終わらないんだけど、タイトルが後三つしか残ってないからとっとと詰め込もう。もう後戻りはできないんだ。やりたいところからやるしかない。
聖編も鉱編も、樒編も徹編も、予定上の終わりを始まりに持ってきてくつける感じの展開になりそうです。
いいんだ、もう。
どうせ初版もタイトルと中身がまったく一致してなかったじゃないか。
とりあえず何か匂わせとけばいいんだよ。
いっそ全く関係ないタイトル付け直そうかとも思ったけど、今で十分関係薄いからもうほっとく。
で、第四章誰から始めればいい?
桔梗:そうだわ、ひとつ言い忘れていたことがあったんだけど、地底湖で溺れたとき、魔法で橋を作ればよかったんじゃないの? 足元にも柱のようなものを伸ばすか渡すかすれば、あんなに寒さに体力奪われなくてもよかったんじゃない?
徹:(がーん)そ、その手があったか…
桔梗:私が沈んだときも湖底から何か伸ばせばすぐに浮かび上がらせられたんじゃないの?
徹:……その通りでございます……(俺様の苦労が…)
桔梗:三井くんもまだまだね。しょうがないわ。もう少し面倒見てあげる。
旧版だと桔梗が溺れて三井が助けるこのシーンは、法王じゃない別の前世で生き別れた呪いの双子の姉弟の真相を話すシーンなんだけど、前世多すぎてもあれだしね。今回もほんとはあったんだけど、とりあえず差し替えね。
三井:藤坂と双子とか恐れ多くて。それもラムダってうちの国の男装の軍師だろ?復讐でのしあがってきたのかよ。ますますこわいぜ。
桔梗:異性の双子は災厄をもたらすなんて迷信にとらわれた国の王子だったのよね、オミクロンは。お調子者で気がいいところは今とそっくりだけど。
三井:そういえば俺様、今も左上腕部に桔梗の痣あるんだよなぁ。
桔梗:あら奇遇。私もラムダと同じ左胸の上にばっちりと。
三井:えっ、まじで? 俺様冗談だったのに。
桔梗:ほら。
三井:(のぞきこむ。鼻血が出る)
桔梗:本当に見ないでよっ!(三井を張り飛ばす)
三井:誘ったくせにぃぃぃぃぃー!うーわぁぁぁぁぁぁぁぁ…キラーン
昔はそっちの話がメインだったのにいつの間に趣旨が変わってきちゃったんだろう。
α→光
β(猫)→樹
ε→星か宏希
ο→徹
λ→桔梗
ι→葵
あれ、樒が全く思い出せない。
あ、わかった。
ε→星
δ→宏希
θ→樒
だ。
εが樹だった気もするが(薬くさい名前)、ペット扱いだった気もする。
樹、当時の扱いに比べればめちゃくちゃ出世したなぁ。
リンリュウカン、無言の幽霊だったはずなのにめっちゃしゃべってる…
風景程度にちょっとだけ姿描写で終わるはずだったのに、陽気に弾丸トーク開始しちゃったよ。
それもはじめ研究変人モードで独り言いってたのに、接客モード「私」で話しかけたかと思いきや、自分語りモード「俺」になってるし。
基本人称動かさないことにしてるけど、まあたしかに平常私たちも相手との距離に応じて使い分けるもんな。
この人さ、きっとメルに
「お父様に似ている…ウザイ」
とか言われてたに違いないよ!
素直じゃないからそれでも好きだったんだろうなぁ。
妹とか娘とか弟子とか、そんな呼ばれ方をされても。
雛鳥のようなものだよね。
刷り込み。
メルはいつ気づくかな。
ずっと見守ってくれてる人がいたことに。
あっ、この節この人の自分語りで終わっちゃったよ!
今日母校の文化祭に行ってきました。
というのも次の宏希篇は文化祭だからです。
自分のときはそんなに面白いと思わなかったんですが、今の高校生は熱心に丁寧に準備をして来たのがわかる文化祭でした。
正直、こんなテンション上がると思いませんでした。
楽しい文化祭を背景に書けるといいな。