鏡が自分で選んだんですよ。スハイルは今でこそ見た目の年齢はかなり離れていますが、鏡の幼馴染みでありライバルだったんです。スハイルは勉学に武術に鏡よりも抜きん出ていて、あれでいて若い頃はなかなかの美丈夫でしてね、今の正妻も昔は大変な美姫でしたが、鏡と競ってスハイルがものにしたんですよ。
おいおい、これじゃあスハイルと鏡、どっちが息子かわからねぇじゃねぇか。
鏡がぐれたくなるのもわかるぜ。
でもなんだって鏡はスハイルを側においてるんだ?
そんなの自分が楽したいに決まってるじゃないですか。
でも鏡はスハイルの頭だけは押さえておかなきゃならなかったんです。
任せきりにしたあげく反乱を起こさせ、神界人同士で戦わせるなんて本当に最低な王様です。
獅子は先人の谷底に我が子を落とすっていうが、まさか錬のやつ、わざとスハイルを焚き付けて反乱を起こさせ、錬を追い出させたんじゃないだろうな。うまく錬が玉座を奪還できれば、できのいいスハイルはクーデターの首謀者として排除することもできる。
錬、最低な王様がどんな奴か知ってるか? 息子かわいさに息子の成長に国民巻き込むのも辞さない奴のことだぞ。
私はもうとうの昔に王様じゃありませんよ。この世にいるのだって知ってる者はごくわずかです。それに何より、言ったでしょう? スハイルを側においているのは鏡の意思だと。
お前なぁ。本当は裏で色々と糸引いてるんだろう? でなきゃ昨日の今日で鏡一人で天宮から援軍を連れてこられるわけがない。錬があらかじめ天宮に根回しをしておいたんだ。
誠、大した奴だな。本当にあのちっこかった錬か?
砂剣の意味というか正体をやっぱりつめずには最後にできないと思い、砂剣を詰めるためにシャルゼスの人生を詰めたら、風が巻き込まれました。
なんか桶屋のようなことになってる。。。
次回の風編までこの設定を覚えていられるんですかね、私。
シャルゼス、鉱に対してよりもキースとの2年の方が濃かったんじゃね? と思わずにはいられない。
精霊王の中で最も運命を形にするために暗躍した人だったのかも。
秀稟もただのいい子じゃなくなっちゃったみたい。
まあ、そんなものだ。
3-6-4は聖の結びにしたかったんですが、無性に気分はシャルゼスなので、徹編で考えてます。
ほんとは6-5に聖篇入れると流れを折りそうになるから嫌だったんだけど、勘というか気分がそっちだといっている……。
あまりにあんまりで直視できなかった3-4-1を差し替えました。
なんか物足りないけど、もうちょっと龍がなんかやらかしてくれればいいとか思ったけどこの間のようなことになるのは嫌だったので、髪にちゅーまでになりました。
でも愛してるとかちびになってから安心したのかさらっと言っちゃってるし。
家族としての愛なのか恋愛の愛なのか、難しいところですけどね。
ちょっとは龍の恋心を目覚めさせられればいいんじゃないかと思います。
実際、ちょっとは刺激されたとは思うんですが、それはきっと聖に対してじゃなくて、大人聖が泉明神如に似てるからっていう理由なんでしょうねー。
この時の龍も泉明神如が誰かわかってないと思いますが、時空を渡れる変な力に目覚めたのもこの直後からだったのかも。
聖を帰しに来たのは翡瑞に乗ってではなくて、その変な力で、です。
翡瑞、割と意外と口が軽いんで、一人で何とかしたかったんでしょうね。
起きた時に聖が着てたのは、天龍城にお泊りする時用においてあったネグリジェ。
着替えさせたのはもちろん龍です。
赤ちゃんの時なんておむつも替えていたくらいですから。
とはいえ、気づいた時の聖は絶叫モノかも。
気づいたかどうかは想像にお任せします。
そして私の不満を払しょくするかのように、泉明神如がちょぴっと出てきてくれましたー。
狂ってたけど。
恨みや憎しみや怒りやなんやかんやでもうやばいことになっていますが、お腹にもこの時すでにいたみたいですが、……相変わらずやばいお方。
聖いなくなっちゃうところでした。
バラの指輪の話はラストの樒で入れられるといいな。