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聖封神儀伝専用 王様の耳はロバの耳

「聖封神儀伝」のネタバレを含む妄想小ネタ雑記。

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西の事情

鉱とサヨリの間には長女と長男がいます。

長男の名前は錬。

法王と人の子供ですが、長生きさんらしいです。永遠かはわからないけど。

とりあえず現世篇をやっている現在、生きてます。

神界をふらふらと旅してるみたいです。

外見年齢は30前後?

結構脂の乗った年齢くらいだと思います。

見た目的にはどっち似なのかなぁ。全体的な雰囲気はアラビアンな石油商人風。・・・鉱か。

 

 

そんな彼が、何の弾みか転生した徹たちに会ったとき、それぞれをなんて呼ぶか考えてみました。

 

母・サヨリの転生、佳杜菜(16)のことは「佳杜菜さん」(心中は母上)

父・鉱の転生、徹(17)のことは「パパ上」(愛情と嫌味。通常は親父様だった)

ついでに、祖父・統仲王の転生、維斗(17)のことは、必然「ジジ上」(父がパパ上だったので、活用(笑) 通常は統仲王様)

 

17歳なのにジジ上・・・!!

それも見た目的に倍くらい年齢重ねてて、体格も断然上回るお兄様に「ジジ上」って呼ばれるってどうよ。

 

 

 

というわけで、場所は神界、鉱土の国のどこか。(砂漠のど真ん中あたり)

時は徹篇あたり。

 

徹と佳杜菜、錬に再会する。

 

錬「お久しゅうございます、母上! あ、今はもう母上ではありませんね。どうか貴女のお名前を教えてくださいませんか?」

佳杜菜「稀良佳杜菜(けら かずな)と申しますの」

錬「佳杜菜さん・・・ああ、かわいらしい貴女になんてぴったりのお名前なんだ!」

佳杜菜「まぁ」(にっこり)

錬「(徹のほうに顔を向けて)あー、そこの。そこのパパ上!」

徹「そこのとはなんだっ、父親に向かって! てか、パパ上はやめろっ。俺様はまだ17歳なんだよ! お前とはもう血も何もつながってないしな! 何よりパパは恥ずかしいだろうがっ。その歳でよく口に出来るなっ」

錬「パパ上も相変わらずお変わりないようで、安心いたしました。佳杜菜さんにはまだ手を出していないでしょうな?」

徹「ああ? 出すも何も・・・」

佳杜菜「わたくしが出しましたの」(にっこり)

徹「・・・佳杜菜ちゃん・・・;;」

佳杜菜「あら、本当のことですわ。だって、徹様ったら、せっかくお会いできたのに、わたくしを素通りして他の女性ばかりナンパしますのよ? 黙ってみていられるわけがないでしょう?」(にっこり)

徹、錬、顔を見合わせる。

錬「(徹にささやく)相変わらずのようで」

徹「(小声で)逃げらんなかったんだよ・・・」

佳杜菜「聞こえてますわよ、徹様」

徹「ひぃぃぃぃっっ」

佳杜菜ににらまれて徹が恐縮したところに維斗もやってくる。

錬「(維斗をみて) ! これはこれは、ジジ上様ではありませんか!」(維斗の前にひざまずき、にっこりと顔を上げる)

維斗「!? ジ、ジジ上・・・?」

錬「はい。私(わたくし)でございます。鉱土法王の息子、錬でございます」

維斗「あ、ああ、えっと・・・その、ジジ上っていうのはやめてくれませんか。今は僕は・・・」

錬「ジジ上様もお元気そうで何よりです。いやぁ、こうしてまた会える日が来るなんてあのときには思いませんでしたよ」(維斗の両手を握ってぶんぶん上下に振りながら上機嫌に笑う)

維斗、にやにやしてる徹を見やる。

徹「ぶふふっ、ジジ上だってさ。ジジ上!(くくくっ) 俺様よりかわいそうな奴が・・・!!! ぎゃははははははははっっっ」

維斗「(ぼそっ)ちっ。永遠に若い統仲王と愛優妃を勝手にじじぃとおばばにしたのは鉱の責任じゃないですか」

佳杜菜「申し訳ありません、統仲王様。それもこれも、わたくしがいけなかったのでございます。わたくしさえ鉱様に想いをかけなければ、こんな統仲王様方を辱めることも・・・」(涙)

維斗「あっ、いえ、そんな、僕が言いたいのは、その、・・・」

錬「ジジ上様、佳杜菜さんのことは責めないでやってください。悪いのは全て私なんです。法王の血を引いて唯一生き残りながら、神界を放浪するだけで何の役にも立てずにただ歴史が進むのを見ているしかなかった私が・・・のうのうと生きてて、もとい、貴方方の前に姿を現すことさえいとわれたというのに・・・!!」(演技がかってる)

維斗、徹に助けを求める目。

徹、青ざめながら首を振る。

 

洋海(15。樒の弟。元はサヨリの兄・ヴェルド・アミル)、どこからか合流。

洋海「あれ、あれれ~っ? もしかして、その後姿、錬じゃないの?」

錬「(きらんっと元気になってふりかえる)伯父貴殿! 伯父貴殿ではありませんか!! 伯父貴殿ーっ!!!」

洋海、錬、がしっと抱き合う。(あつくるしいよ;;)

洋海「ずいぶん大きくなったんだねぇ。俺、見違えちゃったよ」

錬「そりゃあ。一体何年たったと思ってらっしゃるんですか」

洋海「とってもじゃないけど、俺じゃあ数えらんないよね。でも、ま、相変わらず元気そうで安心したよ。俺、これでも錬に会うの結構楽しみにしてたんだよ」

錬「伯父貴殿ーっ」(ひしっ、とだきしめる)

洋海、徹と維斗の助けを求めるような哀しげな視線に気づいてにっこり微笑む。

洋海「錬、だめだよ。あの人たち、昔より歳食ってない分、純なんだから。まさか調子に乗って『パパ上』だの『ジジ上』だの呼んだんじゃないよね?」

錬「うっ・・・」

洋海「錬ー。いいかい? 俺も含めてだけど、あの人たちは今はただの思春期の男の子なんだよ。普通に学校行って、好きな女の子のこと妄想して馬鹿騒ぎできるお年頃なんだよ。特にもあの二人は傷つきやすいことこの上ない。錬にもそういう時代あっただろ?」

錬「はい・・・」(へこみ)

徹と維斗、あんぐり口をあけて洋海を見つめる。

洋海「わかってくれたなら嬉しいよ。それとね、そういう言葉は、使うところを選びなさい。効果的に釘をさしておきたいときとか。ね?」

錬「はいっ!」(ふっかつ)

徹と維斗、立ち尽くしたまま洋海を見つめる。

洋海、にっこりと二人に笑いかける。

洋海「外見大人でも、やっぱり僕らに会うと子供に返っちゃうものなんですかね」

徹「・・・それ受け止められるおめぇもすげぇよ・・・」

維斗「(佳杜菜と洋海を見比べて)・・・・・・うわぁ」

 

洋海と佳杜菜、初顔合わせ。(とりあえずいまの設定上は)

佳杜菜「お兄様っ」

洋海「サヨリっ」

元兄妹、ひし、っと抱き合う。

洋海「会いたかったよ。今はなんて名前なんだい? どこに住んでるの?」

佳杜菜「稀良佳杜菜と申しますの。横浜の方に住んでますのよ」

洋海「佳杜菜ちゃんかぁ。サヨリも美人だったけど、今生の君も名前に負けずかわいらしいよ。きっと将来三井さんにはもったいないくらいの美人になるね」

佳杜菜「まぁ。ご期待に添えるようにがんばりますわ。お兄様はお名前は? 今はどちらにいらっしゃいますの?」

洋海「名前は守景洋海。東京にいるよ」

佳杜菜「まぁ、守景・・・それでは、樒様の?」

洋海「うん、弟やってるんだ」(職業のようだ;)

佳杜菜「まぁ・・・そうでしたの。でも、それでは・・・」(ひそ)

洋海「いいんだよ。俺は側にいられるだけで」(ひそひそ)

佳杜菜「そう、でしたか。では、もしかして龍様もお近くに?」(ひそひそ)

 

樒「こらーっ、洋海ーっ! 偵察なんていって飛び出してくから心配したじゃないの! こんな広い砂漠で一人で出歩くなって、あれほどいったでしょ!? 蜃気楼につられて一人で干からびたらどうするつもりだったのよーっ! って、あ、きゃ、やっ、きゃーーーっ」

樒の大声が砂山の合間からとどろいてくる。

姿が見えた瞬間、樒、砂に足をとられて前かがみに倒れる。

洋海、肩をすくめる。

佳杜菜、呆気にとられる。

星「一人で飛び出すなってのはお前もだろうが」

星、転びかけた樒の腕を救い上げて、どこかで拾った駱駝に引っ張りあげる。

佳杜菜「(ひそっと)やっぱり、お変わりありませんのね(笑)」

洋海「でしょ? 楽しいよ(笑)」

 

その頃、徹と維斗は洋海の目が届かないのをいいことに、また錬にいぢめられていた。。。

 

 

 

 

おまけ。

<洋海的ヒエラルキー>

絶対不可侵尊敬領域:星

絶対不可侵領域:樒

尊敬領域:宏希、桔梗    可愛い元妹:佳杜菜

先輩:葵、詩音、樹

友人(自分と同等レベル):光

可愛い甥っ子:錬

手のかかる先輩:徹、維斗

 

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