忍者ブログ

聖封神儀伝専用 王様の耳はロバの耳

「聖封神儀伝」のネタバレを含む妄想小ネタ雑記。

2024.05│ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

リセの呟きメモ

「玄熾……貴方を愛してしまったことが私の敗因」

「貴女は真実の愛を手に入れ、私は偽りの力を手に入れた」
PR

紅蓮の第一章おわり

とりあえず試動ということで書いてみている紅蓮ですが、なんだかんだで一章が終わってしまいました。
プロットもなく行き当たりばったりで書いているんですが、次の二章とかどうしようかなと。
葵が首に吸血痕残された時点で、やっぱサブ主人は宏希じゃないの? と何度も思い、樒も宏希大歓迎で楽しそうにしているのを見るにつけ、やっぱり宏希じゃないの? と筆が止まりましたが、前世篇の方は炎押しのようです。
まさかサザが出張ってくるとは思いませんでした。
2でやるにはちょっと早いんですけど。
龍篇にとっておこうと思ってたんですけど。
でも炎の裁判官としての苦悩が一番出る事件でもあるので、どこかでは炎にスポットを当てて書いてみたかったんですよね。

それにしても、吸血痕、リセじゃなくてヨジャの能力だったはずなんですけど。
敵将もリセのつもりではいますが、途中からヨジャでもいいや的になってきています。
炎の前世篇がレフェトの悲劇から始まってるので、ヨジャを出さないわけにもいかないし。
そんなわけで、どうせならリセとヨジャ好きに出てきてもらって、出しゃばりが上回った方に今回の敵将になってもらえばいいんじゃないかと若干投げ気味で進めています。

ただ、リセが宏希を討てるかといわれれば……討つ気はないと思うんですよね。
討たせる方に誘導しそう。
序章でリセと炎の公式な初対面が出ているので、そのままリセと炎がちょくちょく関連付けられていけばいいのですけど。
たとえばレフェトの悲劇だって、リセがかかわっていたっていいんです。
いっそ、リセの仕業だっていいんです。
闇獄界に落ちた後のリセが神界に戻ってきていたっていいんです。
風がやたらレフェトに執着しているのは彼らが生き別れになった最後の土地だったからだし、結構長く滞在していた土地だったから。
ヨジャに関してはレフェトがなくても十分生きていけるんじゃないかと……いや、むしろ吸血能力もレフェトも奪われてもう何も残っていない的な感じになっていますが。
今後思いつけばいいし。

吸血能力ってハロウィンだと思うんだよな。
ヨジャが美少女達を……っていう絵ずらがもう固まってあるんだけど。
セイレーンの子守唄で幼児化という方がリセらしかったのにな。

……今からそこ直すのかというと、すごくめんどくさくて書き進めちゃったんですけどね。
はじめの設定からしてやっぱ違ったっていう。
ただ、歌が絡んでくるならやっぱり文化祭だし。
リセの本当の能力は吸血ではないし。
吸血はただの手段なんですよね。
血を吸ってるんじゃなく、注ぎ込むための。
ヨジャから欲してうつされたっていうのが今のところの説ですが。
リセの吸血鬼も似合うし。

もうちょっと書いてみて様子を見たいと思います。
好きにしろというと本当に好きにしはじめる子たちで助かります。
サブ主人公が誰かわからなくなっていますが。
葵がー……やっぱり葵がなんだか主人公に向かないっていうか……やる気あるのかね?
最も元気有り余っていて推進力のある子なはずなんだけど。
彼女が今何をしたいのかが一番よくわかりません。

少女時代のリセの呟き

ああ、この人はきれいできれいできれいで、穢れを知らない人なんだ。
だからこんなにも強く輝けるんだ。
迷わず、己の掲げるものだけが正義だと信じることができるんだ。
何も知らないから。
この世界がまだきれいなままだと信じて疑わないから、だから傷つくこともない。
かわいそうな人。
太陽の光を浴びてきらきらと輝きが増すほどに、憎悪は募る。
あたしの中の陰は増す。
黒く黒く陰って、どんどん汚いものになっていく。
この人は知らない。
あたしという人もいることを。
この人は気づいていない。
あたしの中にくすぶる自分への憎悪を。
自分が、あたしの欲する全てのものを持っているということを。

望んで、望んで望んで望んで。
望んで、望んでも、決して敵わないものを持っているということを。

きれいな人。
純粋で真っ白で。
ね?
だからあたしが奪ってあげる。
真っ白なあなた。
きれいなあなた。
あたしが教えてあげる。
この世の穢い部分。
人の狭く穢い心根を。

それでもまっすぐに顔をあげてあなたの正義を掲げられるなら、やって見せてくれるがいいわ。
折れない正義に裁かれるなら、私の魂も本望というものでしょう。

第三次神闇戦争末期の風と藍鐘和

「風、貴方は私が嫌ではないのですか? 怖くはないのですか?」
「藍鐘和、どうしたの急に(笑)」
「私は父から〈燭濫〉を継いだときから世界中を見通す目と世界中の音を拾う耳を授かりました」
「ああ、重いね。昔から思ってたけど人には重すぎる道具だ。知りたいことも知りたくないこともお構いなく知ってしまう。どこまで話すか、どこまで飲み込むかも君次第」
「知っている、と言っているのです」
「……知ってるよ。君がそれを重荷に感じていることも知っている」
「風……!」
「聖に頼んであげようか? 僕に関する記憶を消すように、って(笑)」
「笑わないでください。笑い事ではないのです。私は貴方の……」
「知ってる人は知ってるよ。君一人の秘密じゃない。それともそれ以上の何かがあったの? 僕の知らない僕の秘密」
「風、貴方という人は……どうしてそんなにも強いのです」
「決まってるだろう。大切なものがあるからだよ」
「でもその方はもう……」
「僕が君を友と信じている理由を教えてあげようか。君はなんでも知っているからだよ。なんでも、ね。ちなみに尊敬する理由はそんな秘密を口固く自分の中に封じ込めていられるところだ。僕だったら口軽くあれこれあることないこと尾ひれはヒレつけて枕語りに面白おかしく喋ってしまうところだ」
「……貴方だったらそうでしょうね」
「で、前の僕の知り合いが闇獄主にでもなっていた?」
「……」
「誰?」
「火炎法王様が最期に戦った相手の素性がわかりました」
「……」
「闇獄十二獄主〈貪欲〉の……リセ・サラスティック」
「……」
「その昔、先代周方皇の第二皇妃でいらした方です」
「……知ってる」
「それでも貴方はまだ、私を友と呼ぶのですか?」
「試すようなことするなよ。それとも君はもう僕を友とは呼びたくない?」
「いえ、けしてそんなわけでは……」
「それとも、利用されてるとでも思った? 利用させてもくれないほど口が固かったのに」
「風」
「教えてくれてありがとう。君の口から聞けてよかった」(身を翻す)
「待て、風! 君は……どっちだ?」
「(振り返って)どっち?」
「大切なものはすでにこの世にない。君の産みの母は闇に寝返り、今や君が仕えているのは君の運命を狂わせた張本人たちだ! 君がこの世界に味方する理由などもう何もないだろう?!」
「ふっ……あはははははは。君、潜入スパイには向いてないね。誰かに頼まれた? 統仲王……は違うか。あの人は知ってて好きに泳がせるタイプだ。わざわざ確認したりしない。それならじゃあ誰かな。育兄さんとか?」
「違う。誰かに言われたわけじゃない。探れなんてそんなこと……」
「抱えきれなくなった? 僕たち親しかったものね。友達ごっこ、長かったもの」
「ごっこだなんて、そんな……」
「楽しかったよ。ありが……」
「風! 死ぬのか? お前も、死ぬつもりか?」
「はっ。冗談よしてよ。別れが辛くないようにわざときつく当たったとでも思った?」
(藍鐘和、見捨てられたような表情になる)
「やめてよ。僕が性格悪いことくらい、とっくに気づいているでしょう? 信じないでよ。信じた方がバカを見るんだ」
「それでも君は懸命に夢を見せていたじゃないか。あんなことされて、性格ねじ切れないほうがどうかしてるってのに!」
「じゃあ僕はどうかしてるんだよ。藍鐘和、ごめん、一人にしてくれないか。驚いたことに僕、少し動揺してるみたいなんだ」
「……すまない。悪かった」
「さっきの答えだけど……僕、約束したんだ。探すって。どこに生まれ変わっていても必ず探し出すって、約束したんだ。だから……死ねない(苦笑)」
(唖然とする藍鐘和)
「君は……バカか? バカなのか?」
「あはは、やっぱそう思う? 僕もそう思う(笑)君からその言葉が聞けて嬉しいよ」(立ち去っていく風)
「死ぬなよ? 死ぬんじゃないぞ、風!」
(ドア口で振り返る風)
「それは……間もなく僕が死ぬってことかな?」
「!」
「藍鐘和。僕思うんだ。神様のいる世界はもう終わりだ。だから、だからもし僕らに次があるのなら、また友達をやろう」
「風……ああ、わかった。約束だぞ? ごっこじゃなく、本当の友達だぞ?」
「ぷっ。なんだよ、本当の友達って。青春? 今更?」
(藍鐘和、風の元まで歩いていき、両肩を掴む)
「約束しろ。約束、してくれ」
「僕は君がいてくれて、とても楽だったんだ。僕のことを全て知っていてくれる人がいるお陰で、僕は誰にもそれを喋ろうとは思わなかった。僕が今まで風をやってこられたのは君のお陰なんだよ、藍鐘和。友が全てを知っていてくれる。なのに変わらず僕に接してくれる。それがどれ程嬉しかったことか。こんな僕でもよければ約束するよ。次の世だなんて縁起でもないかもしれないけど、君がそう望んでくれるのなら」

これより、風は育と共に闇獄界へ渡ることになる。
神の世は黄昏を迎え、幕を閉じようとしていた。

無題

聖封伝2R、プロットも作らないままここまで来ています。
一度書いているとはいえ、事件とかは違うものになってきているし、この先どうなるのか……
とりあえず、斉藤先生はもうしばらくいい先生でいてほしいんですが、彼女、どこで本性見せるんだろう。

そして、聖の過去篇何やるか決めてないです。
昔のを見ると、夜這いの話って風篇でやってるのよね。
欲望の話だし、2Rに取っておけばよかった、と思ったり。
でも聖の龍兄のお嫁さんになりたいは、欲望というよりももっと純粋なかわいらしい気持ちなんじゃないかと、いや、かわいらしいっていうか所有欲の現れたものといっても過言ではないのですが。
今なんとなく思い浮かんだのは、欲望となるとやっぱり……有極さんの身体への執着を満たす話なんですけど……有極さん出します? でもここで出しちゃうと、次の3で何事もなかったようにしているし……
聖の身体を乗っ取ろうとする有極さんの話=有極さんとの契約の話。
始めのうちはちび聖で行こうと思ってたんですが、有極の話となると大人聖(それもかなり末期)主人公になっちゃうなぁ。
有極さんの欲望、か。
帝空神に逢いたい、という望み一つなんですけどね。
歪んだもう一つの望みは意図せず統仲王と愛優妃に作られてしまったこの世界を破壊してしまいたい、という思いなのですが。
さて。
どうしよう。
どうしようっていうか、彼らが好きにやってくれると思うので、どうなることやら、でしょうか。
■カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
■最新記事
■最新コメント
■最新トラックバック
■プロフィール
HN:
和泉有穂
性別:
非公開
自己紹介:
ユジラスカの館で「聖封神儀伝」を連載しています。
■ブログ内検索
■バーコード
■web拍手
■カウンター