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聖封神儀伝専用 王様の耳はロバの耳

「聖封神儀伝」のネタバレを含む妄想小ネタ雑記。

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緒方珠子

 普通なんかじゃないよ。
 会いたかったよ、みっちゃん。

 わたし、嘘ついちゃったね。
 でもね、言わないって決めてたの。
 わたしは、あくまで緋桜様の一部としてみっちゃんの側にいるの。
 みっちゃんがどんなことに巻き込まれるかなんて、あの時わたし知らなくて。もちろん、知りようもなかったんだけど。
 それでも、わたしがみっちゃんを守るために役に立てるならって。
 また、わたしがみっちゃんの隣で笑うことができるならって。
 わたしはね、できるだけ普通の高校生活をみっちゃんにしてほしいと思ってたんだ。だからできるだけ緋桜様のことも黙ってようと思ってたの。
 ほんとは……わたしがみっちゃんと一緒にいたかったんだ。
 緋桜様はわたしとは違うもの。
 わたしはやっぱりどこまでいっても、ただの人間なの。
 でも、ただの人間としての幸せを今はすごくかみしめてるから、みっちゃんにもそのままでいてほしかったんだ。
 
 大丈夫。ちゃんと守るから。倒れそうになっても落ちそうになっても、緋桜様が羨ましいとか言ってないで、ちゃんと緋桜様のかわりにみっちゃんのこと助けるから。
 
 緋桜様はね、ほんとは今、ずっと眠ってらっしゃるんだよ。
 時を巻き戻したときに、やっぱりかなり消耗してしまって。
 国政は飛嵐様が見てるから大丈夫。心配しないで。
 聖刻の国で樒に時の実を渡した時は、それを渡すためだけに無理をして起きてきてくださったの。身体はすごく辛かったと思うんだ。
 でも、それもこれも緋桜様もみっちゃんのことが大切だからだよ。みっちゃんに会いたかったからだよ。

 みっちゃん。
 緋桜様が全快するまでは、わたしがみっちゃんのこと守るからね。
 だから、もう少し一緒にいよう?
 ね?
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2-3-1

「好きよ、ヴェルド。大好き」

 って、本編で聖が言ったのを、もし龍が聞いていたら。

龍:ガビン∑

 声すら出ない有様。
 一方、第三者のこの人は。

澍煒:ヴェルド様って聖のこと宥める天才よね。それゆえ報われてないのがかわいそうなんだけど」

ヴェルド:(龍の報復に対する冷や汗と、澍煒の言葉に対するショックとで)……(汗)


 聖が大好きって言っちゃったらアウトだよなーと思いつつ、言わせてみたいともちょっと思いつつ。
 でもどう考えても不機嫌な聖はそんなこと言わないだろうと思ってたのに、なんか機嫌直してころっと自分から言っちゃいました。
 もちろん、友人とかそういう大切な人という意味で、ですけど。

 ここで「大好き」だけだと友人にも使うことがわかったので、もっと聖の思いを明確化するために出てきたのが「どうしても」という譲れない想い方。

一時脱出

2-2-6、あまりに止まったまま書けないんで浜崎あゆみMDをスイッチオンしたら、2-3-1の聖の方が先にできてしまった(汗)

ヴェルド、もうここで出てくるの?って感じだけど、炎の話と含めちょうどいいから続行。

ヴェルド、大好きなんだよね。
すごく大好きなんだけど、今回出てきた

「だけど、貴女の幸せが龍様を想いつづけることだというなら――俺は身を引けない」

この台詞でさらに好きになりました。
ほんとは一番龍と聖の幸せ願ってる人だもんね。
いずれ聖には死ぬ前にやっぱり龍じゃなきゃだめなの、とずばっとヴェルドをふってもらわなきゃなりませんが、思ったよりも(昔書いたよりも)揺れている(笑)
もっと脈はないのよ、的な感じかと思ったんだけど。
あれじゃヴェルドもきついわ。

ま、以後のネタがなくなりそうなので、ぎりぎりまで(星篇あたり?)聖にはヴェルドを弄んでもらおうかな。(鬼)

でも、聖の中で動かせない答えはあるんだよね。

「でも龍兄。
 それでも私は、まだこの中に貴方の姿を探している。」

いるはずのない場所。
なのに、来てくれるんじゃないかと期待している。
いてほしいと願っている。
幸せの雛形みたいな光景の中で、やっぱり聖は異質なままで龍兄を探してる。
唯一、同じ世界のものだと思えるものを。
これだけ愛されてるのに、まだ孤独なんて、人ってどれだけ業が深いんだろう。

龍・サザ

 出て行こうとするサザの背を追いかけて一歩だけ足を踏み出し、立ち止まる龍。
龍「待てよ、サザ!」
 立ち止まらずすたすた歩いていくサザ。
龍「待てよ! ……アラベル。アラベル・ミ・サリーン」
 立ち止まるサザ。
 龍は部屋のソファから一歩立ち上がったままその場から動かない。
サザ「なんだよ。……なんだ、知ってたのか」
龍「俺が嫌いなら嫌えばいい。恨めばいい。憎めばいい」
サザ「嫌いだよ。恨んでるよ。憎んでるよ」
龍「それならとっとと俺のこと……殺せばいい」
 サザ、表情を険しくして後ろを振り返り、龍の元まで戻り、胸倉を掴む。
サザ「殺せばいい、だって? 殺される覚悟もできてないくせに、ほしいのはただの許しか? 見損なうな。俺はお前を殺さない。殺したら、もうお前の困る顔が見られなくなるからな。わかるだろ? 俺の楽しみ。俺はお前のその悲痛に歪んだ顔が大好きなんだ。だからお前のことなんか殺さない。殺してなんかやらない。感じる心と体残したまま、永遠に苛んでやるよ。今回みたいにね」
 サザ、龍をソファに投げ捨てて部屋を出て行く。
龍「それなら俺だけにしてくれ。……俺だけに」
 龍、頭を抱えたままソファに顔を埋める。
龍「もう、聖を傷つけないでくれ……」




サザと聖の事件後?
その前段?
思いついた台詞、メモメモ。

葵の物語

あまりにも説明的というか、書いてはみても載らないというか、つまりスランプなんじゃないかと思い至り、大昔に書いた原本を引っ張り出してみた。

のっけからのけぞった。
アリスは留学生で葵の家にホームスティに来る設定だった!!!
……こっちの方が書きやすかったかもしれない。

恥ずかしさに目をつぶりながらとはいえ、何度読んで(ちら見して)も初期作は勢いだけで突っ走ってるので、メインストーリーが見えない(笑)
その勢いが羨ましいと思う今日この頃。

挟まっていた友人のメモには、
前世篇にブラックコーヒーは世界観違うだろう!!
とつっこみが。
きっと今でもそういう世界観にそぐわないつっこみどころは満載。
たまに分かってて使ってることもあったり。(ついこないだもつっこみいれつつ使った気がする)
そんな時は、こういう言葉があるのも聖封伝の世界観、と開き直ってることが多い。
一時期悩んだことには、いかに世界観に合わせて言い換えるか、ということだったけど、真剣に歴史物でもない限り、娯楽としてみるならそこまでの厳密さは必要ないのかなと。
伝わることが大切だと思う。
かっこつけて難しい言葉を連発しても、辞書引いてばかりじゃ読み手が物語りに浸れないから。
なーんて結論に当時至ったことを思い出した。
最近、昔よりボキャブラリーが減って、基本的にうまく伝えられていない気がするんだけどね。

ちなみに紅蓮の第四章の章題は原本によると「マジック迷路の謎を追え!」。
このセンス、どうよ。
読んでもマジックも謎も出てこないのが難点なんだけど、障害物競走みたいな感じ。
それなのに、この部分から何か参考になることはないかと引っ張り出したんだから、タイトルのインパクトって何年経っても侮れない。
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和泉有穂
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自己紹介:
ユジラスカの館で「聖封神儀伝」を連載しています。
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