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聖封神儀伝専用 王様の耳はロバの耳

「聖封神儀伝」のネタバレを含む妄想小ネタ雑記。

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3.砂剣 あとがきがわりの座談会

樒「みなさん、こんにちは~っ!」
全員「こんにちは~っ!」
樒「昨年のお盆前、8月10日から始まった三井君のお話『砂剣』、いかがでしたか~?」
宏希「いやぁ、今回は早かったよな」
葵「前回のあたしの時なんて二転三転した挙句二年以上かかったからね」
徹「それもこれも、俺様の実力ってやつだな」
全員「えー」
樹「いやぁ、でもよかったよね。最後までキスできないんじゃないかって危ぶまれてたのに、終章の半ばでもう無理だねって宣言されてたんでしょ? 最後の最後で稀良さんからプレゼントしてもらえて、本当よかったよね」
徹「でへへ」
星「こいつにはできすぎた嫁だな」
徹「いひひ」
樒「佳杜菜さん、あんな笑い方してますけど、後悔していません?」
佳杜菜「あ……えっと……人生いろいろありますし、夏だったこともあってもしかしたらちょっと浮かれてたのかもしれないな、なんて……」
徹「がーん」
佳「じょ、冗談ですわよ? わたくしが徹様を嫌いになるはずがございませんわ」
徹「だよね、だよね」
宏希「でも、人界に戻ってきてから修羅場だったよな。俺、本当に稀良さん、三井に復讐するんじゃないかってはらはらしたもん」
葵「うんうん、迫真の演技だった!」
佳「演技なんかじゃございませんわよ? あの時は本気でしたもの」
 一同、ぞ~っ。
徹「その、なんだ、サヨリはだな、それくらいメルのことを思ってたってことだよな」
佳「そう、ですわね」(涙ぐむ)
錬「父さんも今回はつらい立場でしたよね。まさかの親子、ですからね」
光「まあねぇ。血が繋がってなくてもきついのにねぇ。ほんと、よくやったと思うよ」
徹「おお、マセガキからお褒めの言葉が。そういえば、キルヒース鉱山で藤坂がいろいろと意味深なこと言ってたんだけど、お前なんか知ってる?」
光「(視線を宙に浮かせて)ああ、うーん、なんだろーねー」(棒読み)
徹「知ってんな? 失点なら教えろコノヤロウ」
光「それなら僕じゃなくて桔梗本人に聞けばいいだろう?」
樒「あれ、そういえば桔梗は?」
桔梗「みんなー、遅くなってごめんなさーい。ちょっといろいろ片づけてたら遅くなっちゃって」(肩にのった黒い正気の塊を払って)
樒「いろいろって?」
桔「いろいろよぅ。それより、樒ちゃん、退院の予定はどうなってるの?」
徹「ここで本篇の帳尻合わせかよ!」
桔「いいじゃない、入りきらなかったんだし」
樒「あ、えっとね、みんなが帰った日に病院で検査して、どこも異常がなかったから次の日には東京のおうちに帰れたんだ」
葵「よかったな、なんともなくて」
洋海「本当ですよ、もう。あのまま聖のままでいられたら俺、もうどうなってたことか」
樒「冗談でもやめて、洋海」
洋海「うわっ、姉ちゃん、ひでぇ。俺がどれくらい姉ちゃんのこと心配したかわかってんのかよ!」
樒「わかってる、わかってる。でも、そんなにシスコンだと彼女できないわよ?」
洋海「か、彼女っ!?」
維斗「次回は河山君の回になりそうなんですよね? 確か河山君には中二の妹さんがいたと思いますけれど」
 洋海、ぞわっと鳥肌が立つ。
宏希「ああ、茉莉? いるけど、でも俺仲悪いから紹介できないよ?」
洋海「あ、いいっす。紹介してもらわなくてもいいっす」
宏希「いいんだよ? 堂々とお兄さんと呼ばれる日が来ても」
洋海「な、何言ってるんすか。そんな日、永遠に来ませんって」
宏希「そう? 残念だなぁ。茉莉、贔屓目に見てもあれでなかなかかわいいよ?」
洋海「いいっす。女の子は見た目じゃないっす」
樒「だからって姉に走らないでよね」(ざくっ)
洋海「走りません。もう指一本触れません。約束します」
星「本当だな?」
洋海「本当……です」
 (しゅんとした洋海を確認して)
徹「いやぁ、それにしても今回は、自分で言うのもなんだけど見事だったよな」
葵「何が?」
樹「伏線の回収、でしょう?」
宏希「いや、あれ、伏線回収してるって言えるのか? 肝心な伏線だったのに忘れ去られているやつとかごろごろしてんじゃないのか?」
桔梗「そんなのはいつものことじゃない。今回はたまたまうまくつなげられただけよ。佳杜菜さんがサヨリさんの遺言とリンクして自分が守られたんだと思えたのも、冷たい食堂のシーンも、終章のラストの独白でお茶をしようって言って一章の佳杜菜さんとの出会いの時のナンパでお茶してくださいって言ったのとリンクしてるように見えたのも、言ってみれば奇跡のたまものね。たまたまよ。偶然」
樒「でもさ、やっぱり今回は半年とちょっとで書き上げたわけじゃない? これくらいの勢いがあると、前の展開とかちょっとは覚えていて何とかつなげられたんじゃないかな」
維斗「人の頭の中の構造というのはいまだ宇宙と同じくらい謎に満ちていますからね」
徹「なぁ、さっきからさりげなく登場してるけど、俺様、今回はお前に言いたいことがたくさんあってだなぁ……」
維斗「あっ、すみません、僕次の予定があるので」
徹「おいっ、逃げるな!」
詩音「ごめんなさいね、維斗ったら。でもあれで結構気にしているのよ? わたしからもお詫びするわね。何の力にもなれなくて、本当にごめんなさい」
徹「いや、別に草鈴寺が謝ることじゃねぇけどよ」
維斗「詩音、行きますよー!」
詩音「はーい! ごめんね、樒ちゃん、三井君、みんな。ちょっと今バタバタしてて。それじゃあね」
 (ばたん。車が去っていく音)
樒「慌ただしかったね」
星「夜逃げか?」
樒「まさか」
徹「そういや守景、星になんか変なことされなかったか?」
樒「へっ、変?! いや、別にっ、なんにもっ、なかったよっ。だってほらっ、わたし、幽霊になってたしっ」
 (全員、なんかあったのかと悟る)
桔梗「まあ、それも含めて次回に期待しましょうか。夏城君の不思議な力も、そうそう、帝空神という名前もようやく出てきたことだし、楽しみよね」
星「それ、楽しみってより面白がってるだけだろ」
樒「次回はさっきもちらっと出たけど、河山君のお話ということでいいのかな?」
宏希「内々にはそうなる予定だって聞いているよ。ここまで来ると順番差し替える相手もいなくなってきてるし、そうそう変わらないと思うけど」
樒「風兄様のお話も聞けるんだね。楽しみ」
樹「楽しみ~」
宏希「(軽く樹を睨んでスマイル)できるだけ早く次のお話で皆さんにお会いできればと思っています」
光「ねぇねぇ、今回は親子っていうか、最終的には家族がテーマのようになっていたけど……」
桔梗「ああ、あれも奇跡の一つよね。テーマがそんなにぶれなかったって」
光「桔梗っ。とにかくそれはおいといて、次回は何がテーマなの?」
宏希「うーん、聞いてない」
全員「えっ」
葵「だって一度書いてるんでしょう? 大昔だから今回みたいに原型ないくらい違う話になるだろうけど」
宏希「うーん、そうなんだけどね。道? は昔のテーマだったけど、信頼? 信じる心? どうなんだろうね。今回、あんまりテーマとか堅苦しく考えて意識するのやめたら楽になったって言ってたから、難しいこと考えるのやめたんじゃない? 俺たちで勝手にやってくれってことで」
樒「あっ、はいはいはいはいっ。カンペが届きました! 次回は(メモ紙を開く)ストーカー対ストーカーだそうです!」
全員「ストーカー!?」
宏希「……作者め。言いやがったな」
葵「……ストーカー……?」
宏希「あっ、違っ、いや、違わないかもだけど、じゃない、違うから。ストーカーじゃないから、俺」
葵「そうよ、だって変だと思ってたわ。あたしが炎の時からずっと側にいるし……」
徹「ま、それ言ったらここにいる男子ども全員ストーカーじゃねぇの? 俺様は結婚もできたし子供も生まれたからな。そこまでのこだわりはなかったんだが、お前らどうよ。今生こそって感じじゃねぇの?」(ふふんと余裕の笑み)
星「おい、誰かそいつの高くなった鼻ぺしゃんこにしてやれ」
宏樹光洋「いえっさー」
樒「えー、不穏な空気になってきたところで、次回の予定もなんだか曖昧ですが、聖封神儀伝第三話『砂剣』のあとがきがわりの座談会、このへんでお開きにさせていただきたいと思います」
全員「アデュ~」
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ユジラスカの館で「聖封神儀伝」を連載しています。
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