宏希「科野ってやっぱ悩むの似合わないよな」
葵「どういうことよ」
宏希「自分サブ主人公の時、悩みすぎてよくわかんなくなってたじゃん。らしくなかったっていうか」
葵「……」
宏希「科野はさ、そのままがいいよ。もう、なんでもかんでもすぱーん、すぱーんと挑んで行ってちぎっては投げ、ちぎっては投げしてれば」
葵「あんた、あたしのことなんだと思ってんの」
宏希「俺の時も今回のように元気にやってくれるといいなと思って」
葵「それは……あんた次第よ」
鏡が自分で選んだんですよ。スハイルは今でこそ見た目の年齢はかなり離れていますが、鏡の幼馴染みでありライバルだったんです。スハイルは勉学に武術に鏡よりも抜きん出ていて、あれでいて若い頃はなかなかの美丈夫でしてね、今の正妻も昔は大変な美姫でしたが、鏡と競ってスハイルがものにしたんですよ。
おいおい、これじゃあスハイルと鏡、どっちが息子かわからねぇじゃねぇか。
鏡がぐれたくなるのもわかるぜ。
でもなんだって鏡はスハイルを側においてるんだ?
そんなの自分が楽したいに決まってるじゃないですか。
でも鏡はスハイルの頭だけは押さえておかなきゃならなかったんです。
任せきりにしたあげく反乱を起こさせ、神界人同士で戦わせるなんて本当に最低な王様です。
獅子は先人の谷底に我が子を落とすっていうが、まさか錬のやつ、わざとスハイルを焚き付けて反乱を起こさせ、錬を追い出させたんじゃないだろうな。うまく錬が玉座を奪還できれば、できのいいスハイルはクーデターの首謀者として排除することもできる。
錬、最低な王様がどんな奴か知ってるか? 息子かわいさに息子の成長に国民巻き込むのも辞さない奴のことだぞ。
私はもうとうの昔に王様じゃありませんよ。この世にいるのだって知ってる者はごくわずかです。それに何より、言ったでしょう? スハイルを側においているのは鏡の意思だと。
お前なぁ。本当は裏で色々と糸引いてるんだろう? でなきゃ昨日の今日で鏡一人で天宮から援軍を連れてこられるわけがない。錬があらかじめ天宮に根回しをしておいたんだ。
誠、大した奴だな。本当にあのちっこかった錬か?
砂剣の意味というか正体をやっぱりつめずには最後にできないと思い、砂剣を詰めるためにシャルゼスの人生を詰めたら、風が巻き込まれました。
なんか桶屋のようなことになってる。。。
次回の風編までこの設定を覚えていられるんですかね、私。
シャルゼス、鉱に対してよりもキースとの2年の方が濃かったんじゃね? と思わずにはいられない。
精霊王の中で最も運命を形にするために暗躍した人だったのかも。
秀稟もただのいい子じゃなくなっちゃったみたい。
まあ、そんなものだ。
3-6-4は聖の結びにしたかったんですが、無性に気分はシャルゼスなので、徹編で考えてます。
ほんとは6-5に聖篇入れると流れを折りそうになるから嫌だったんだけど、勘というか気分がそっちだといっている……。