佳杜菜「(3-2-5の鉱篇を読んでいる)……鉱様はわたくしのことメスゴリラだと思ってましたのね」
徹「あ、そ、それは、あの、すっごく昔の話で、とっても昔の話で、あたふたあたふた」
佳杜菜「女じゃないとか、男と思おうとしていたりとか、惨々ですわね」
徹「違うんだ。照れていたんだ。あのころの俺様、ほら、素直じゃなかったから」
佳杜菜「いいわけなんて聞きたくありませんわ。お気になさらないでくださいませ。サヨリも鉱様のことをスケベで変態で口ばっかりのお調子者で、この▲$@*★野郎と思っていましたから」
徹「か、佳杜菜ちゃん……」
佳杜菜「ところで、鉱様はマザコンだったんですの?」
徹「えっ? いや、違うよ。違うって。小さい頃から別れて住んでたから寂しかったのはあったかもしれないけど、別にそんな何が何でもお母さん、とかじゃないから」
佳杜菜「そうですの? やけにお母様に対する思いが随所に見受けられるなと思ったのですけど」
徹「違うよ! 違うって! だってほら、相手は神界の女神だぜ? 男なら一度は憧れる理想の女!」
佳杜菜「愛優妃さまは女性の原型ですものね。母の原型ですものね。誰でも回帰願望くらい抱きますわよね」
徹「そうだよ。そのとおりだよ。さすが佳杜菜ちゃん、懐が広いなぁ」
佳杜菜「……読んでいると男性陣は皆さんマザコンみたいですものね。麗様も、龍様も何かあるみたいですし、きっとみんなそうですのね」
徹「ううっ、違うよぉ」
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