本物の世界の住人が偽物でいっぱいになれば、偽物が本物になれると思ったんだ。
僕は麗の影になりたかった。
麗になりたかったんじゃない。麗とずっと一緒にいられるカルーラになりたかったんだ。
僕はカルーラがいる限り、カルーラの偽物でしかなかった。同じことが出来るのに。僕だって、熱の精霊を治める者の一人なのに。
二人も要らないと、あの時いわれた。
有極神を封じる時、僕はカルーラにそれを押し付けて、――ああ、そう、だから僕は君の本物にはなれなくなってしまったんだ。
自業自得だね。
嫌なことを押し付けてしまったから。
有極神を封じ続けるためのエネルギーを必要とするカルーラの魂は魔法石とともに君の魂に寄り添って、有極神を封じるためにエネルギーを吸い取られ続けることを拒んだ僕はいつまでも君の側には行けず一人きり。
ねぇ、知ってる?
麗、僕らは元は同じ魂だったんだよ。
僕らがこれほど互いを必要としあうのは偶然じゃない。
遠い遠い昔。
まだ世界が今の世界じゃなかった頃。
僕たちは一つの魂だった。
世界の崩壊の衝撃で僕らの魂は二つに分かれ、今の世界では別々の身体に納められてしまったんだ。
麗、君の言うとおり、君は僕であり、僕は君だ。
僕らはどちらも本物の自分なんだよ。
おんなじ存在なんだ。
ただ、不幸なことに、僕らは身体を分けられ、運命さえも正反対の道を歩むことになってしまった。
君は光。
僕は闇。
そういえば、昔も僕らはひとつの中に二人いた。
僕が消えたら、君はこの先ずっと永遠に欠けたままだね。
最近は、それもいいかもしれないと思っているんだ。
君が僕を忘れないように、わざと傷跡を残していくのも。
すきだよ、僕の片割れ。
愛しているよ。
僕たちは、たった二人だけの本当の家族だったんだ。
一つ身体の中に住む、二人だけの家族。
誰もそのことを知らない、秘密の自分。
1-2-6、ものっすごい中途半端なところでっていうか、それすらも言葉に値しないようなところで止まってんじゃん!!!
数日振りに見てびっくり。
眠かったのか?
朝もう行かなきゃならない時間だったのか?
なぜ「夏城お兄ちゃんが」でそのあと真っ白なんだ?
せめて「。」とか「、」とかないの?
・・・おぼえてない・・・orz
ネタにしてないで続きを書こう。
「夏城お兄ちゃんが・・・」どうしようとしたんだろう・・・...( = =) トオイメ
光視点で書いていると、わざとらしく「お姉ちゃん」「お兄ちゃん」とつけるもので、だんだん書いているうちに混乱してきて、
夏城お姉ちゃんが・・・
と書いていた。
夏城お姉ちゃん・・・クールな美人だろうけど無愛想そうだ。でも桔梗とは仲よさそうだ。二人並ぶと絵になりそう。
樹は女装ありだけど、徹の女装だけは見たくない。宏希は普通だろう。
って、女装ネタに妄想が・・・orz
夏城の女装はきれいだと思う。樒がコンプレックス持ちそうなほどに。
僕は君のために 君は僕のために。
離れていても、敵同士になっても、それは変わらないと思っていた。
君は、ほしいんだろう?
時の精霊を使役する力が。
人々の記憶を書き換えて、憧れの女と並んで歩きたいんだろう?
同じ目線で。
そして何より、忌まわしいとしか思っていない過去の記憶を消してしまいたいと思っている。
僕のことも含めて。
いいよ、叶えてあげる。
そのかわり、君は僕から逃れられない。
一つになろう?
あの頃のように。
願いはそれで、満たされる。