聖「どうして聖との前世篇よりも先に龍兄と愛人さんとの物語がアップされてるのよ!? そりゃ、聖だってその頃まだ産まれてなかったわよ? でもだからってこれって主人公の人権無視してない?!」
龍「(汗)それはほら、サイトの名前にしてしまったから早く由来を出そうという作者の意図があってね・・・」
聖「ていうか、龍兄!」(びしっ)
龍「(冷や汗)な、なんだい?」
聖「龍兄、何回か聖のことあの人のところに連れてったことあるでしょう? 百年に一度しか咲かない花を見に行くぞって言って、翡瑞に乗せてあの天空庭園まで連れてってくれたよね? お花もきれいだったし、翡瑞にも乗れてすごく楽しかったけど、龍兄、あそこにいくたびにいつもあの人のお家に寄ってたよね?」
龍「(脂汗)聖はアイリーンのことは嫌いかい?」(言うに事欠いてこの人わっ;;)
聖「(じり、と龍ににじり寄る)んーん? アイリーンさんのことは結構好きよ? お菓子おいしかったし、とっても優しかったし。でもね、聖、あの人といる時の龍兄が大っっっっ嫌いだったの」(にっこり)
龍「(覗きこんでくる聖から逃れようと身体をそらせながら)ど、どうしてだい?」
聖「聖が小さいからって分からないとでも思ってたの? あの人といると龍兄、聖にかまってくれなくなったじゃないっ!!」
龍「・・・・・・(多少拍子抜け)それはアイリーンがお前のこともよく目を配ってくれていたから、(少しくらい育児から解放されるかと・・・)」
聖「嘘つきっ! あの人を見る龍兄の目、聖を見るときと違ってたわ。すっごく優しくて、包み込むようで・・・同じくらい大きくなった今の聖を見るときはとっても苦しそうなのにっ」
龍「いや・・・(聖をかいがいしく世話するアイリーンは人間らしくなってきたなぁなんて思ったり、あの頃は聖を見ると和んでたからアイリーンを見るのと同じようなものだったはずだし、……なんて言えるかっ)」
聖「どうせあの人のことで頭がいっぱいだったんでしょっ!? 聖がお昼寝したらえっちなことでもしようって考えてたんでしょっ!?」
龍「(がっしゃん。)」(←ティーカップを落とす音(笑))
聖「図星・・・? 図星だったのね?! 悔しいっ。あの時、どんなに眠くても寝なきゃよかったわ! どうせ今だってあの人のとこ通ってるんでしょ? 聖には何もしてくれないくせにっ」
龍「・・・・・・・・・・・・・・(頭の中が真っ白くなりつつも、『妹に何をしろというんだ、なにを・・・』と心のどこかでぼやく)」
聖「(龍の頬を包んで覗きこむ)龍兄、聖、大きくなったでしょ? 鉱兄さまに唆されて夜這いかけた時よりも大きくなったんだよ? 龍兄のお嫁さんになるために」
龍「・・・・・・やめなさい、聖(身長は伸びただろうが、絶対意味分かってないだろうな・・・)」
聖「逃げると思った? でも、今日こそ聖を龍兄のお嫁さんにしてもらうわよ!」
龍「いい加減にしないか。お嫁さんなんてまだ早いだろう?」
聖「そんなこと言ってると他の人にとられちゃうわよ? 女の花盛りは短いんだから」
龍「どこで覚えてきたんだか。とにかく、私は職務があるからもう行くよ」(聖を押しのけて立ち上がる)
聖「(泣きそうになりながら龍を見上げる)神殿でなくていい。誰も立ち会ってくれなくていいから・・・それとも、龍兄、聖のこと嫌いになった? お嫁さんにしてもいいって昔言ったこと、後悔してる?」
龍「(聖を見おろし小さくため息。膝をかがめて聖の前髪をかきあげてそっと唇を押しあてる)してないよ」(これは兄が妹を宥めるためにするキス、親愛のキス、親愛のキス・・・・・・)←念じている
聖「(ぱぁっと顔を輝かせて)うれしい、ありがとう! 龍兄、大好きっ(抱きつき)」←誓いのキスと勘違い。
龍「だからもう離れなさい。仕事に戻れないだろう?」
聖「うふふ~、聖も一緒に行くよ。だって、お仕事ってあの人の様子見に行くことでしょう?」
龍「・・・・・・」(心中ブリザード)
聖、一応まだ成神前のお子様。
龍、ロリへの第○歩目をすでに歩みだし中。